THE POST ペンタゴン・ペーパーズ
世界市場を見据えない、ハリウッド典型的国内向け映画。
アメリカの歴史的事件を背景に、首都に本社を置くワシントン・ポストの新聞社としての生き残りをかけたスクープをドラマティックに描きます。
しかし、そんなにサスペンスフル、緊張感を醸し出しはしません。
これまた、ハリウッドの歴史を作った主演二人の演技力に重きをおいている印象です。
あくまで、マスコミはこうあるべきとか正義をうたったわけではないのですが、全米ではトランプ大統領のフェイクニュース叩きとか、なにかとマスコミのありかたに脚光を浴びている時期なので、面白くはないけど好意的な評価だったようです。
そう、アメリカ以外の全世界には、いつものUSA!な映画です。
だからこそ、ストリープ、ハンクス、スピルバーグを前面に推すマーケティングは、内容になじみのあるUSAには、「あれを、こいつらがやるのか」ですし、
他の国では、「すごいスタッフだ。おもしろいにちがいない」でOKです。